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地域によって違う?【引出物】【引菓子】の注意点を元ウエディングプランナーが伝えます

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引出物・引菓子を手配する時に気を付けたいのが新郎新婦様がこれで良いと思っている引出物、引菓子の種類や数を両家の親御さんから反対される場合があるかもしれないです。

せっかく決めた物にケチをつけられるのは嫌ですよね、まずはそうならない為にも両家親御さんに確認をしてからお決めになるのが良いと思いますが、今回はそもそも引出物、引菓子って何?と言う基本的な事もお伝えできればと思います。

お話しするポイントは下記4点です。ご興味あればぜひご覧ください。


お伝えポイント

①そもそも引出物、引菓子とは?用意する意味を知りたい。
②地域性の違いとは?
③親に反対される理由
④親に反対されない為には?


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地域によって違う?【引出物】【引菓子】の注意点|そもそも引出物・引菓子とは?


引出物は、結婚式に出席してくださったゲストに【感謝の気持ちを込めて贈るお品物】で多くの結婚式・披露宴に用意されます。

引出物の【引き】には宴にお互いの付き合いが深められたことをお祝いし、このお付き合いが今後も長引きますように、と願いの込められた縁起言葉となります。

現在は引出物・引菓子をセットにしてお配りすることが多くなりましたが、その品数は地域によって異なることもあり新しい発見に繋がるかもしれません。


引出物って何?

引出物はお祝いの席で主催者がゲストに対して「出席してくださり有難うございます!」と感謝の気持ちを込めて贈るお品物です。

その歴史は古く、平安時代にゲストへのお土産として馬を贈った事が始まりとされ、宴会を開いた家の主が、庭に馬を「引き出して」ゲストに披露したことが「引出物」という言葉の由来と言われています。

『馬がお土産?!』と驚かれるかもしれませんよね、私もこの話を初めて聞いた時はとても驚きました。

プランナーから聞いた方もいらしゃると思いますが、引出物の品数は偶数は避けた方が良いと言われてきました。理由としては割り切れてしまい縁起が悪いから、です。

引菓子って何?

引出物と一緒にお渡しするもので以前は縁起物をかたどった干菓子などが主流でした。最近では洋菓子や和菓子などを準備されたりお菓子が苦手な方にはワインや日本酒など特別なドリンクを用意される方もいらっしゃいます。

お菓子はゲストのご家族へのお土産の一つにもなります。引菓子を食しながら結婚式のお話しをされるのも幸せのお裾分けになりますね。


地域によって違う?【引出物】【引菓子】の注意点|地域性の違いとは?


引出物・引菓子も面白い物で地域によってご用意する内容が変わります。例えば、

地域特徴
愛知県・岐阜県3品を送るのがマスト!引出物・引菓子に名刺代わりのお品「名披露目(なびろうめ」が追加される。引出物と引菓子は両家名で、名披露目は新郎新婦の熨斗を掛けます。
富山県引出物・引菓子・赤飯・細工かまぼこの組み合わせが多く、細工されたかまぼこの形は上の写真のような鯛や富士山などの縁起物をかたどった物を用意します。
香川県・愛媛県の東伊予地方口の中に入れると直ぐ溶けてしまう「おいり」と言うあられ菓子。小判型の麩焼煎餅が数枚付いていて下の写真のようにパッケージされている。

おいりはSNS映えすると人気のあられ菓子です。香川県のお土産として手軽に購入できます。

以前、金毘羅さんにお参りした後においりソフトクリームを食べましたが、見た目がとても可愛くて食べるのが少しもったいないと思ったぐらいです。


地域によって違う?【引出物】【引菓子】の注意点|親に反対される理由


引出物と引菓子を決めたんですけど、あちらの親御さんがNGを出してきて…私たちの結婚式なのに口出ししないで欲しいわ


上の新婦様のようなお悩みありませんか?

最近の親御様は以前に比べて結婚式に口出しされることが少なくなりました。

それでも、極まれに「引出物と引菓子だけでは駄目!」「記念品は5点にしてね」などリクエストをだされる親御様もいらっしゃいます。

新郎新婦様からすれば反対されると思っていないから驚かれますよね?反対される理由にも色々あります。

実際、親御様から直接言われたこと、新郎新婦様から聞いたことを下にリストアップしました。


  • ふたりの結婚とは言え親戚もお招きするのだから、引出物・引菓子だけじゃなくお赤飯は絶対入れて欲しい!
  • 引出物・引菓子の2点(偶数)だなんて割り切れてしまって縁起が悪い!鰹節とかつけて!
  • 年配者もいるから引出物をカタログ以外にして欲しい
  • ご祝儀の金額に合わせた物を用意して欲しい(ケチらないで欲しい)
  • ナイフフォークのカトラリーはお洒落かもしれないけど、ナイフ(縁が切れるを想像する)は縁起が悪いから駄目!
  • 鏡なんて割れてしまうから縁起が悪い!
  • 結婚式の費用を出しているのに相談がなく決めてきてしまう!ずっと黙っていたけどもう限界!!

ご覧になってみて如何ですか?「古臭い考えだ!」と思われますか?

もちろん、昔ながらの考えですから「古臭い」と思われるかもしれません、ただ親御様だって【親】として初めての結婚式。ゲストの皆様にご満足していただきたい気持ちはおふたりと同じでしょう。

ご自身の結婚式の事を思い出したり、参列された結婚式を思い出しながら新郎新婦により良い結婚式をして欲しいと思われるから口を出されるのだと。

もちろん親御様全員がそうじゃないパターンもありますが、腹を立てたお気持ちを落ち着かせて、なぜ反対やNGが出てしまったのかゆっくり考えてみてくだい。


親が怒った(反対した)事例

ちなみにリストアップした一番したの親御様の反対(お怒り?)のお話しを少しさせていただくと、ある時、引出物などを決めようとしていた新郎新様からこんなお声が…


結婚式は好きにしたら良いって言ってたのに、いきなり怒り出したんです…意味が分からない


では、簡単に新郎新婦様と親御様の状況をご紹介しますので、原因がどこにあるかお考えください。

新郎新婦様の状況|20代の社会人|新郎様愛知県出身・新婦様神奈川県出身
・親(新郎側)が結婚費用を負担してくれる
・ふたりの好きにしたら良いと言ってくれたから好きにする
・おしゃれな会場で友人に「素敵な結婚式」と言ってもらいたい
・引出物はカタログギフト・引菓子はバウムクーヘンのみ
・親の費用とご祝儀で結婚式・披露宴をしたい


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お怒りの親御様|愛知県にお住まい
・息子の結婚も娘が出来る事も嬉しい
・結婚費用は子供の為に貯めていた
・基本的にはふたりのしたいように
・初めてのことだから相談や報告はあると思っている
・親戚も来るからきっちりとした結婚式を希望


如何ですか?何となくお気付きになられましたか?

これはお互いの【思い込み認識違い】と【コミュニケーション不足】で起こってしまった事だと思います。

新郎新婦様は親が好きにしたら良いって言ったから好きにしている…そうなんですけど、親御様は基本的にはと仰っています。基本的には、と言うことはイレギュラーは駄目かもしれない、と言うこと。

新郎が愛知県出身と言うことで引出物・引菓子の2点は縁起が悪い3点が当たり前!と親御様は思っている。

また、親御様は相談・報告はあると思っていたと思っている、これも新郎新婦様からすれば「えっ?そうなの?」となりますよね。

でもこれって【仕事】でもご経験ありませんか?自分なりに仕事を進めていたら上司やクライアントから「違うよ」と指摘されたこと。

認識の間違い、苦手な相手だからと言って確認不足で怒られたことありませんか?因みに私はあります(恥)

事前にしっかり対処しておけば回避できた案件だったのに…なんてこと。


地域によって違う?【引出物】【引菓子】の注意点|親に反対されない為には?

色々準備していくなかで親に反対されない為に出来ることは

リスクヘッジをしておくこと!

自分の親にそんな仕事みたいなことするの?と思われるかもしれませんが、いくら自分の親でも知らない一面があったりするものです。

仕事を気持ちよく進める為には相手のことを知る、知る為にはコミュニケーションを取りますよね?それと一緒だと思ってください。

  • 自分達の思い描く結婚式のイメージを伝える
  • 料理や引出物・引菓子は親御様が一番きになるポイントなので早めに確認(品数・内容など)
  • 可能であれば打ち合わせした内容を簡単で良いので伝える(これだけで親御さん結構安心してくれます)
  • 席次表も印刷する前に両家親に確認をしてもらう(配席これで良いかな?みたいな感じで)

ただ、これはあくまでも一例です。親御様も本当に色々な方がいらっしゃるので、悲しいことですが新郎新婦様のお気持ちが通じないことも正直あります。

宗教の関係で親御様と絶縁なさっていて上手く準備が出来なかったことや、最後まで結婚を許してくれない親御様、価値観の合わない両家親御様…など本当に色んなご家族がいらっしゃいます。

結婚式はふたりだけじゃなくて、家と家のお付き合いが始まります。正直その考えが面倒くさいな、と思われるかもしれません。厳しくて嫌なことを申し上げれば、それが結婚をすると言うことかもしれません。

親と子の価値観は異なるかもしれません。それを否定するのではなく、お互い理解し合えるようコミュニケーションを取り少しずつ歩み寄れたら、と私は考えます。

結婚式は本当に楽しく幸せな時間です。ご両家の皆様が佳き1日をお迎えしていただけるよう、準備を進めて頂けたら…と願っています。

  • この記事を書いた人

mimicoro

このサイトを運営している
mimicoroと申します。
元ウエディングプランナー|再婚
BIA認定ブライダルコーディネーター
|プランナー歴約15年|
|500組以上の新郎新婦様を担当|
経験したことや、自身の結婚のことも
交えながら情報を発信させていただきます。

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