
遠方に住んでいる友人や親戚に交通費や宿泊代をどうするか悩みますよね。
担当させていただいた新郎新婦様からよくご相談される事が多かったです。
まさに悩んでいます・・・一般的に負担する範囲や金額が分からなくて。
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遠方ゲスト交通費・宿泊代心遣いの無い結婚式ゲストの怒り
遠方に住んでいる友人や親戚と結婚式で久々に会えるのは、とても嬉しく楽しみなことですよね。
結婚式のスタート時間やおひらき時間によってはゲストが日帰りできない場合もありますから、結婚式の前日や当日にホテルなどに泊まっていただく場合があります。
そのような場合、新郎新婦様としてゲストへどのようにしたらベスト、ベターなのかお伝えできればと思います。
遠方ゲスト交通費・宿泊代心遣いの無い結婚式ゲストの怒り|怒りや不満が出る時

なぜゲストが怒り不満を漏らすのか。その理由ですが
遠方からの出席としっているのに交通費などが一切ない!
そんなのお互い様だから要らないんじゃない?もしくは、友人たちの間で一律1万円って決めてるから良いでしょう。
では、実は不満は解消されないんです。
お互い様それ本当?
『お互い様だし結婚する時は気を遣わずにいようねって確かに言ったけど、本当に何も用意してないんだ・・・』
結婚式当日に周りの友人にポロッと愚痴をこぼしていたゲストがいらっしゃいました。
「うわぁ・・・えらいこと聞いてしまった」と思いつつ素知らぬ顔で仕事をしていましたが、担当している結婚式でしょっぱなこんな愚痴を聞いてしまうのは心が痛みます。
『お互い様』『気を遣わず』は確かに存在しますが、それでもお互い結婚するタイミングなんて分かりません。たまたま相手が先に結婚しただけで、自分はいつ結婚するか分からないし、もしかしたら結婚をしない可能性だってあるんです。
友人であっても心遣いは別私はプランナーの仕事をしていて感じました。
宿泊場所を取るだけだった
『宿泊場所とっておくね、と言われたけど本当に場所確保だけで自己負担だった。そんなことある?!』
ゲストのお怒りコメントこれもたまにあります。
宿泊が必要な友人の為にホテルの確保をするのは良いけど、新郎新婦としては場所確保のみ
でも、ゲストとしたら宿泊予約(確保)=宿泊代は新郎新婦もちとお互いいいように思い込み、チェックアウトの際ゲストは驚き新郎新婦への怒りがこみ上げるのです。
あまりにも腹正しかったのか、披露宴の途中でお帰りになられました。
遠方ゲスト交通費・宿泊代心遣いの無い結婚式ゲストの怒り|交通費・宿泊費は新郎新婦負担?

前提としては遠方ゲストの交通費・宿泊費は来てくださった感謝と御礼を込めて可能な限り全額負担をした方が良いと新郎新婦様へお伝えしていました。
また、どのあたりのゲストから交通費を負担したら良いのかと相談されることもありましたので、私は基本的に新幹線や飛行機を利用してこないといけないゲストをベースに考えていただくようにしていました。

お招きになるゲストが妊婦さんや年配のご親戚には最寄りの駅から利用できるタクシーチケットをご用意された新郎新婦様もいらっしゃいました。
遠方ゲスト交通費・宿泊代心遣いの無い結婚式ゲストの怒り|交通費・宿泊代を負担するなら
新郎新婦様が負担されるパターンは3つあります。
①交通費+宿泊費を全て新郎新婦様が負担
②交通費+宿泊費半額を新郎新婦様が負担(個人的にはおすすめしていません)
③交通費+宿泊費はゲスト負担でお願いし、ご祝儀を辞退する
いずれの場合も招待状を送る際に、費用を明確にした状態でゲストへ出席をしていただきたい、とお願いして欲しいと思います。
①交通費+宿泊費を全て新郎新婦様が負担
交通費+宿泊費を全て新郎新婦様が負担されるパターンは一番理想的です。
その旨を記した付箋(メッセージカード)を同封して招待状を発送してください。
交通費や宿泊費はこちらで負担させていただきますので ぜひ結婚式にいらしてください 久々にお会いできること楽しみにしています
②交通費+宿泊費半額を新郎新婦様が負担
全額は無理でも半額を負担されることはゲストをお招きする側として最低限のマナーだと思います。
半額負担する場合ですが
①交通費+宿泊費半額
②遠方ゲスト一律で〇万円負担
③宿泊費or交通費どちらかのみ負担
どのパターンを選んでもゲストに負担金額がいくらなのか、もしくはどれぐらい負担を考えているか明確にしましょう
交通費や宿泊費は私共で半額程度となりますが負担させていただきたいと思っています 全額ご用意できず申し訳ございませんが もしご出席くださいますと大変うれしく思います
※上記のように半額程度を負担される場合は、交通費は新幹線のグリーン車料金、宿泊費は安すぎないホテルの宿泊費を参考にしてください。
この費用は一旦ゲストに負担をしてもらい、結婚式当日受付で【お車代】としてゲストへ渡します。
ただ、このパターンは結局いったいどれぐらい費用を負担する?(してもらえる?)と両者モヤモヤが残りますので、半額ぐらいでと思っていらっしゃるなら金額
一律でご用意する方がお互いスッキリされるかと。
遠方よりお越しの皆様には 交通費と宿泊費を一律3万円ご用意させていただきます 誠に勝手申し上げますが可能な限りご出席くださいますと大変嬉しく思います
結婚式場までの交通費は恐れ入りますが皆様にご負担をお願いしたく存じます 当日の宿泊費は私共でご用意させていただきます 誠に勝手申し上げますが可能な限りご出席くださいますと大変嬉しく存じます
③交通費+宿泊費はゲスト負担でお願いし、ご祝儀を辞退する
全てゲストに負担していただくのは忍びない、と言う方はご祝儀を辞退される新郎新婦様も。
もしご出席いただけるようでしたら 遠方よりお越しいただくため 何卒ご祝儀等のお心遣いはなさいませんよう お願い申し上げます
もし、出席のお返事が届けば交通費+宿泊費出せないこと、だからご祝儀は不要だと改めてお伝えしておく方が、ゲストも安心されると思います。
遠方ゲスト交通費・宿泊費負担が無い結婚式ゲストの怒り|宿泊予約は自分でした方がお得
結婚式場のプランナーがホテルと提携しているので確保しましょうか?と言われたらお願いしようかな、と思う方が多いです。
けど、提携しているだけで必ず部屋が確保できるわけじゃありません!
割引もありますが、正直驚くような割引額でもないですし、結婚式場が言う提携とは『知っている近くのホテルを案内できる』ぐらいの感覚でいてくださる方が良いです。
ホテルのことをあまり知らないプランナーにお部屋を任せてしまったら部屋数が足りなかった、狭すぎた、などのクレームに繋がる場合も。
だから私としては旅行の予約をWEBで取るのが難しくない、と思われる新郎新婦様には個人で予約されることをおすすめしています。
宿泊料金を新郎新婦様が負担されるのであればカード払いにしてポイントゲットしましょう♪
遠方ゲスト交通費・宿泊代心遣いの無い結婚式ゲストの怒り|センスの良い宿泊ギフトサービス

宿泊をプレゼントするから、プレゼントの方法もおしゃれにしたい!
と思う方にはStayGiftを利用するのも良いですね。
宿泊チケットをWEB上で新郎新婦様が購入なさったら、ギフト用のURLが発行されます。URLをゲストへ送り予約を取っていただくようお願いします。
利用期間は決まっていますが、宿泊を結婚式の前日、当日ゲストが好きなように選べるのが良いですね。
このギフトチケットは普段からお祝いのプレゼンとしても使えそうですね♪
遠方ゲスト交通費・宿泊代心遣いの無い結婚式ゲストの怒り|まとめ
お招きしたゲストとも良いお付き合いをしたいとお考えであれば、ぜひ交通費・宿泊費の自己負担額をケチらずにいて欲しいと思います。
これを用意しないだけで縁を切る友人はそれまでだった・・・と言えばそう思う方もいらっしゃるでしょう。
それでも、色々準備して参加してくださるゲストへのお心遣い、お心配りは忘れずに。無理をする必要はありませんが、新郎新婦様だけが満足する結婚式は、結婚式後に後悔することが多いかもしれません。